第2期オーテピア高知図書館サービス計画(令和4年度から令和8年度) ダイジェスト版 表面1ページ(表紙) 表紙イラスト オーテピア高知図書館の窓口にある席に利用者が座っており、司書2名が利用者からの相談に応じています。 表紙イラスト終わり 令和3年10月 高知県・高知市 表面2ページ・3ページ 図書館の「チカラ」図書館がひらく高知の未来 図書館は、「読書が好きな人のための施設」とか「学生が勉強する場所」といっただけの存在ではありません。 知的情報基盤としての図書館の「チカラ」を感じていただくため、第2期オーテピア高知図書館サービス計画の取組の中から、オーテピア高知図書館ができることのほんの一部をご紹介します。 「課題の解決」や「学び」を強力サポート 図書館の資源は、新鮮で多種多様な資料・情報と専門性の高い司書です。これらをフル活用し、高知県のすみずみまで資料・情報を行き渡らせることで、「課題の解決」や「学び」をサポートします。 ・一般図書は国内年間出版点数の5割以上、雑誌や新聞は2,000タイトル以上を収集 ・司書による調べもの案内 ・20種類を超えるデータベースの提供 ・市町村立図書館や学校図書館への貸出し 写真 「誰でも使える、頼れる高知の情報拠点」という見出しの周囲に3枚の写真が掲載されています(うち2枚にはQRコードも掲載されています)。 1 20種類を超えるデータベースが使える専用端末 https://otepia.kochi.jp/library/holding05.html 2 転職・転業、資格取得にも役立つ「職業ガイドコーナー」(3階) 3 調べもの案内の様子 https://otepia.kochi.jp/library/search-guide.html 写真終わり 正しい情報を選び取り、よりよく生きるために 情報が氾濫する今日の社会で、正しい情報を選び、活用する能力(情報リテラシー)は、よりよく生きるために必要不可欠です。資料・情報の専門家の司書が、情報リテラシーの向上を支援します。 ・図書館の活用方法を身に付けるための講座の開催 ・テーマ別に資料・情報を探すための手段をまとめた調べものガイド(パスファインダー)の提供 ・動画やまんがを活用した図書館サービスの紹介 写真 「司書が情報社会の水先案内人に」という見出しの周囲に3枚の写真が掲載されています(うち1枚にはQRコードも掲載されています)。 1 動画による図書館サービスの紹介「宅配貸出サービス」 https://www.youtube.com/channel/UClDxE2bZVLKljqMBYeR6pKA/featured 2 まんがによる図書館活用事例の紹介 3 土佐MBA(まるごとビジネスアカデミー)専科での図書館活用講座「図書館をビジネスに活かす」 写真終わり 専門機関・団体とともに地域の課題にアプローチ 誰もが使える図書館の間口の広さは、地域が抱える課題を知ってもらう場にうってつけです。図書館の資料・情報や施設を生かして、専門機関・団体とともに地域の課題解決に取り組みます。 ・専門機関・団体と連携した資料展示による啓発 ・チラシや実物展示による情報提供 ・専門機関・団体と連携したセミナーや相談会の開催 写真 「地域の課題解決のパートナー」という見出しの周囲に4枚の写真が掲載されています。 1 高知県立療育福祉センター 発達障害者支援センターとの連携による「『大人の発達障害』を理解するセミナー」 2 実物展示を交えた「防災・安全コーナー」(3階) 3 専門機関との連携による相談会の様子 4 高知県立精神福祉保健センターとの連携による「ひきこもり」に関する資料展示 写真終わり 地域のにぎわい創出への貢献 図書館の本来的機能である資料・情報の提供を確実に行うことができれば、利用はさらに高まり、図書館は必然的に集客施設となります。中心市街地の立地と施設の魅力を存分に生かして、地域のにぎわい創出に貢献します。 ・「まちゼミ」や「土曜夜市」への参加・出展 ・周辺文化施設との連携による「お城下文化の日」の開催 ・移住希望者に向けた情報発信 写真 「魅力と活気あふれる高知のランドマーク」という見出しの周囲に4枚の写真が掲載されています。 1 帯屋町商店街主催「土曜夜市」への出展 2 移住関連の資料・情報を提供する展示コーナー(3階) 3 高知まちゼミ実行委員会・高知商工会議所高知TMO事業主催「まちゼミ」への参加 4 お城下ネット主催「お城下文化の日」関連企画「リサイクル本の配布」 写真終わり 「ポスト・コロナ」に向けて、変化の激しい時代を生きるすべての高知の人々を支えます。 表面4ページ(裏表紙) 進化するオーテピア高知図書館 基本方針の一つに「進化型図書館」を掲げるオーテピア高知図書館。社会構造の変化や県民・市民の新たなニーズ、デジタル化の進展にも対応し、成長する図書館として、進化し続けます。 【紙】と【電子】のハイブリッド型図書館 デジタル化の進展への対応と非来館型サービスの充実 新鮮で多種多様な紙媒体の資料の提供に加え、デジタル化の急速な進展にも対応し、電子図書館や貴重資料のデジタルアーカイブ等のデジタルコンテンツの充実を図ります。 写真 2枚の写真が掲載されています(うち1枚にはQRコードも掲載されています)。 1 デジタル化した貴重資料「写生猛虎之図」(高知市民図書館所蔵) 2 来館せずに利用できる「高知県電子図書館」 https://web.d-library.jp/kochi/g0101/top/ 写真終わり このほか、図書館の活用方法や市町村立図書館等職員を対象とした研修などの動画配信、やインターネットを活用したリモートによる障害者への音訳サービスなど、非来館型・非対面でのサービス提供を強化します。 誰もが使える図書館であるために グローバル化やバリアフリー化の取組 誰もが支障なく利用できる図書館を目指し、第2期計画では、特にソフト面において、グローバル化やバリアフリー化の取組を進めます。 写真 2枚の写真が掲載されています。 1 分かりやすい文章、写真や絵、絵文字を使用した「やさしい利用案内」 2 在留外国人を対象としたやさしい日本語の館内ツアーの様子 写真終わり このほか、図書館利用に障害のある人へのサービスの一環として、 知的障害者等を対象とした「やさしい読み上げサービス(代読サー ビス)」の実施を検討します。 「課題解決型図書館」としての進化 多様な課題への対応 図書館が有する資料・情報や施設といった資源を活用し、地域や行政が抱える幅広い課題の解決をさらに強力に支援します。 写真 2枚の写真が掲載されています。 1 高知大学医学部附属病院がん相談支援センターとの連携によるパネル展示「がん患者の感じるコロナウイルスへの不安について」 2 高知県教育委員会主催「高知県公立高校産業教育PRイベント」への協力 写真終わり このほか、オーテピア高知図書館が蓄積したノウハウを生かし、市町村立図書館等での課題解決型サービスの創出を支援するなど、関係機関・団体との連携を強化しながら、図書館だからこそできる課題解決支援の取組を広げます。 SDGs(SUSTAINABLE DEVELOPMENT GOALS) オーテピア高知図書館は、SDGsの目標達成と持続可能な社会の実現に向け、図書館サービスを通じて社会の課題解決に取り組んでいます。 オーテピア高知図書館 OTEPIA Kochi Library 高知県立図書館・高知市立市民図書館 〒780-0842 高知市追手筋2-1-1 TEL:088-823-4946 FAX:088-823-9352 https://otepia.kochi.jp/library 令和3年10月策定 令和4年3月発行 中面1ページ オーテピア高知図書館サービス計画(第1期)に基づく取組の成果・課題 サービス指標の達成状況 ※H26年度は旧高知県立図書館と旧市民図書館本館の合計 ※高知県の人口は「住民基本台帳に基づく人口、人口動態及び世帯数調査」(総務省)、貸出点数は『日本の図書館(統計と名簿)』(日本図書館協会)による @年間個人貸出点数 着実に利用が伸びています。 H26年度:519,892点 R元年度:1,064,469点 R2年度:1,018,409点 R3年度目標:1,100,000点 Next Step 情報提供機関としての機能を継続して発揮 図書館の本来的な機能である資料・情報の提供を確実に行うため、県民・市民のニーズに応じた新鮮で豊富な資料を継続して提供することが必要です。 A年間レファレンス件数 調べもの案内のさらなる利用促進が必要です。 H26年度:23,989件 R元年度:37,914件 R2年度:26,530件 R3年度目標:30,000件 Next Step 課題解決を支援する図書館としての機能の強化 利用者が気軽に質問できる環境づくりや司書の専門性のさらなる向上に努めるとともに、調べもの案内の認知度向上のための広報を強化します。 B県民一人あたりの年間貸出点数 県全体で図書館利用が伸びたことがうかがえます。 H26年度:3.7点 R元年度:4.4点 R2年度:4.3点 R3年度目標:4.2点 Next Step 県立図書館の独自機能である市町村立図書館等への支援の強化 新鮮で豊富な資料の提供とともに、各市町村立図書館の状況や地域の特性に応じた側面からの支援によって、市町村における図書館活動の活性化を図ります。 C年間入館者数(オーテピア全体の入館者数) 中心市街地の活性化に大きく貢献しています。 H26年度:620,158人 R元年度:1,028,441人 R2年度:707,197人 R3年度目標:1,000,0001人 Next Step 「にぎわい創出」の新たな取組の模索 「ポスト・コロナ」に向けて、商店街や各種団体・関係機関と連携・協力しながら、「にぎわい創出」の取組の多様な方法を検討します。 オーテピア高知図書館による資料・情報提供の全体像 《R2年度》 電子図書館:約1万回 県・市移動図書館:約14万点 市分館・分室:約110万点※ ※分館・分室所蔵資料の貸出点数を含む。 団体貸出:約7万点 個人貸出:約102万点 合計:約234万点 高知県の図書館の現状 高知県は、依然として厳しい読書環境・情報環境におかれています。 ・県民一人あたりの貸出点数 R2年度(県民一人あたり) 4.3点 国民平均以下 R元年度(国民一人あたり)5.13点と比較 ・県内市町村立図書館の蔵書冊数の状況 R元年度 2,474,000冊 充足率約50% 「望ましい基準」※の目標基準例による認定冊数4,714,000冊に対して ※「図書館の設置及び運営上の望ましい基準(平成24年12月19日文部科学省告示第172号)」 ・都道府県別蔵書数の状況 R元年度 高知県は最下位 都道府県立図書館と市区町村立図書館の蔵書数の合計 ・高知県全体の受入図書冊数に占める県立図書館の割合 H30年度 高知県:26.2%  全都道府県平均:約9.3% 社会情勢の変化や国の施策に関わる動き ・新型コロナウイルス感染症を契機とした社会構造の変化 ・デジタル技術の進展と超スマート社会の到来 ・大規模自然災害の発生 など 中面2ページ 第2期オーテピア高知図書館サービス計画の基本理念・基本方針とサービス指標 基本理念 これからの高知を生きる人たちに力と喜びをもたらす図書館 基本方針 基本理念を実現するための施策をより強力に推進するよう、第1期計画の基本方針を継承、発展させ、新たな基本方針とします。 T情報提供機関として地域を支える図書館 強化・充実のポイント ・各種団体・関係機関との連携・協力関係の発展 図書館と団体・機関双方の機能の向上 ・大規模災害の発生に備えた体制整備 オーテピア高知図書館の業務継続計画(BCP)を策定 ・情報リテラシー(情報活用能力)の向上支援 対象に応じ、図書館の資料・情報や司書の専門性を生かしたプログラムの提供 U県民・市民の資料要求に応え、課題解決の支援ができる図書館 強化・充実のポイント ・課題解決支援サービスの普及・啓発と利用促進 さまざまな広報手段を活用し、課題解決支援サービスを周知 ・各種団体・関係機関との連携 地域が抱える社会的な課題の啓発 Vセーフティネットの役割を果たす図書館 強化・充実のポイント ・「ポスト・コロナ」に向けて 転職・転業、学び直しに役立つ資料・情報の提供 ・不登校等の課題に対する図書館の資源を活用した支援 専門機関と連携しながら、多様な学習機会を提供 W図書館利用に障害のある利用者に配慮した図書館 強化・充実のポイント ・多様な障害に対応したサービスの研究・創出 新たなサービス創出を含めたサービスの利便性の向上 ・障害のある人や支援者に対する広報の強化 多様な広報媒体を活用、アウトリーチ等の活動を通じて、サービスを積極的に周知 X進化型図書館 強化・充実のポイント ・ICTやAI技術等の進展に対応したサービス創出の検討 利用者のニーズを踏まえた利便性の向上 ・「ポスト・コロナ」に向けた非来館型サービスの拡充 オンラインや非対面で処理される社会動向に対応 ◆県立図書館・市民図書館の独自機能の向上 強化・充実のポイント ・市町村立図書館等への人的・物的支援、地域の実情に応じた課題解決支援サービスの創出支援 ・県立学校図書館等との連携・協力 ・本館と分館・分室、移動図書館が一体となって市内全域サービスを提供 ・高知市内の小・中学校等と連携した学校図書館への支援や資料提供 総括的なサービス指標 以下のサービス指標を設定し、PDCAサイクルに基づく進捗状況の分析・評価を行い、図書館サービスの向上を図ります。 項目1 年間個人貸出点数 現状(令和2年度) 1,018,409点 目標(令和8年度) 115万点 設定の目的 収集方針に沿った蔵書で、図書館としての機能をどの程度発揮したのかを測る 項目2 年間レファレンス件数 現状(令和2年度) 26,530件 目標(令和8年度) 31,000件 設定の目的 資料・情報資源の活用によって、利用者の課題解決等にどの程度役立ったのかを測る 項目3 県民一人あたりの年間貸出点数 現状(令和2年度) 4.3点 目標(令和8年度) 5.2点 設定の目的 県域での情報環境・読書環境の改善の度合いを測る 項目4 オーテピアの年間入館者数 現状(令和2年度) 707,197人 目標(令和8年度) 100万人 設定の目的 中心市街地活性化(にぎわいの創出)への寄与の程度を測る ※他に「個別の取組に関わるサービス指標」を設定。 中面3ページ・4ページ 第2期オーテピア高知図書館サービス計画基本方針の実現に向けたサービス・取組 1 オーテピア高知図書館の基礎的サービス(横断的な取組) 各サービス・取組に共通した図書館サービスの基本 1-(1)資料・情報の提供(貸出し・閲覧・予約・レファレンス) 利用者の多様な資料要求に応えるため、資料を幅広く収集し、提供・発信します。また、おもてなしの気持ちを持って、誠意ある対応を常に意識しながら、サービスを提供します。 例 一般図書:国内年間出版点数5割以上を目指して収集、定期刊行物・新聞:2,000タイトル以上を目指して収集、電子書籍サービスやデータベース等の提供、専門機関や団体等の紹介 1-(2)情報リテラシーの向上支援 実際に資料や情報を参照することができる図書館のメリットや司書の専門性を生かし、情報社会において求められる情報リテラシーの習得や向上を支援します。 例 年代や対象に応じた図書館活用講座の実施、パスファインダーやガイドブックの作成・提供 2 地域を支える情報拠点機能・課題解決支援機能の充実 2-(1)ビジネス支援サービス デジタル技術・人材育成や働き方改革など、仕事をしていくうえで直面するさまざまな課題の解決に役立つ資料・情報を提供します。また、司書が情報収集や調べものをサポートします。 例 転職・転業や資格取得等の資料・情報提供の強化、ビジネス支援サービス活用講座の実施、図書館活用事例の広報 2-(2)健康・安心・防災情報サービス すべての県民・市民が共に支え合いながら、安心して暮らし続けられることを目指して、健康・福祉・防災分野の資料・情報を提供・発信するとともに、図書館の活用方法を周知します。 例 アルコール依存症やひきこもりなどの地域の課題に対応した資料・情報提供の強化、他機関と連携したセミナー・相談会等の共催事業の実施、広報支援 2-(3)行政支援サービス 高知県庁と高知市役所の職員が、行政運営や政策立案を行う際の情報収集や調べものを司書がサポートします。また、図書館が業務に役立つことを知ってもらえるよう広くPRします。 例 行政運営や政策立案に役立つ資料の提供、庁内レファレンス・サービス、各組織・機関と連携した取組の実施、メールマガジン等による図書館活用事例の広報 2-(4)高知県関係資料の収集・保存・提供 高知県に関係する資料を収集・提供するとともに、貴重資料等をデジタル化し、ウェブ・サイトで公開します。また、関係機関等とも連携・協力し、資料の散逸防止や適切な保存に努めます。 例 資料収集における関係機関等との情報共有や分担・調整、行政資料の収集、貴重資料のデジタル化とウェブ・サイトでの公開 3 利用者に応じた対象別の図書館サービスの充実 3-(1)児童サービス 小学生以下の子どもたちが、感性や表現力、想像力を育むことができるような資料を提供します。また、保護者や子どもの読書活動を支える大人へのサービスや子育て支援に関する資料・情報を提供します。 例 基本図書や調べ学習に役立つ資料の提供、児童図書研究コーナーの充実、児童書の全点購入、子育て応援コーナーでの情報提供の強化 3-(2)ティーンズ・サービス 10代の若者の興味・関心に応える資料・情報や読書を通じた交流の機会を提供します。また、さまざまな事情を抱えるティーンズに対して、図書館資料等を活用した学びの機会を提供します。 例 ティーンズ・コーナーの充実、ティーンズを主体とした読書推進活動の実施、専門機関との連携による不登校等の生徒等を対象とした学びの機会の提供 3-(3)多文化サービス 在留外国人やその関係者に向けて、日本語を学習するための資料のほか、地域で生活するための情報や知識を、ことばによる情報の格差に配慮し、外国語ややさしい日本語で提供します。 例 ことばと国際交流コーナーの充実、やさしい日本語を使った利用案内の作成・配布、在留外国人に対する情報活用のサポート 3-(4)図書館利用に障害のある人へのサービス 視覚・聴覚障害など文字情報の利用が困難な人や高齢、病気等の理由で来館が困難な人に配慮したサービスを提供します。また、多様な機会や媒体を活用し、サービスを積極的にPRします。 例 多様なバリアフリー資料の提供、非来館での対面音訳サービス等提供の強化、知的障害者等を対象とした「やさしい読み上げサービス(代読サービス)」の実施の検討、関係機関等への訪問や多様な媒体を活用した広報 4 連携・支援及び図書館の活用 4-(1)市町村立図書館等への支援(県立図書館機能) 県民が等しく、必要な図書館サービスを受けられるよう、市町村立図書館等を人的・物的側面から支援します。また、オーテピア高知図書館での実践を生かし、課題解決支援サービスの創出を支援します。 例 市町村のニーズに応える資料の提供、市町村立図書館等での課題解決支援サービス実施への協力、動画等を活用した研修機会の提供、移動図書館運行の図書館未設置町村への重点化 4-(2)高知市全域サービスの拠点(市民図書館機能) オーテピア高知図書館(本館機能)、6分館15分室、2台の移動図書館による市内全域サービスの一層の向上を図ります。また、市内の小・中学校、義務教育学校・特別支援学校と積極的に連携します。 例 分館・分室の利用ニーズに合ったブックリストやパスファインダーの作成・提供、学校教育現場のニーズに即した資料の提供、利用者ニーズの共有と研修会実施によるサービス向上 4-(3)県立学校図書館等との連携・協力(県立図書館機能) 生徒が読書を楽しみ、自ら必要な資料・情報を探し活用して学ぶ力を身につけることができるよう、カリキュラムや生徒のニーズに対応する資料の収集・提供等により、生徒の学びを支えます。 例 資料の貸出しやレファレンスへの協力、訪問等を通じた学校ニーズの把握、ブログ等による情報提供、動画等を活用した研修機会の提供 4-(4)大学等の教育・研究機関等との連携・協力 産学官民連携による産業創出や地域が抱えるさまざまな課題の解決等に取り組む教育・研究機関等に対して、ニーズや必要性に応じて、資料・情報の提供等により活動をサポートします。 例 教育・研究機関等のニーズに応じた資料の提供、広報支援、学生ボランティア等との協働 4-(5)中心市街地活性化への寄与・周辺施設との連携 オーテピア高知図書館の「資料や情報」、「司書の専門性」、「利用しやすい場所」といった資源を活用しながら、地元商店街等と連携・協力した取組を行い、中心市街地の活性化に寄与します。 例 商店や商店街に役立つ資料の収集、商店街や日曜市等の情報発信、商店街のさまざまなイベントでの協働、文化施設との連携 イラスト オーテピア高知図書館の職員5人が、以下の「サービス提供体制の強化・充実のための取組」(図書館経営を支える土台)から上半身を出し、両手を挙げて、1から4の取組を支えています。 イラスト終わり サービス提供体制の強化・充実のための取組 図書館経営を支える土台の部分。特に@Aは、大事な両輪の役割を果たしています。 @資料・情報の充実 A司書の専門性の向上 Bサービスの普及・啓発(連携・広報) C業務継続計画(BCP)の策定 Dボランティア等との連携・協働